カリキュラムだけでは終わらせない、「コミュニティを育てる」学びのデザインを。
私たちは、フェローシップやコホート型プログラムの設計・提供、コミュニティエンゲージメント戦略の立案・実行支援など、「人と人をつなぎ、継続する学び」を生み出す仕組みづくりを支援します。
初めてのフェローシップの立ち上げから、既存プログラムの見直し、
コミュニティの関わり方の再設計まで──いま必要なところに寄り添いながら、伴走していきます。
※フェローシップ=選抜制のリーダー育成プログラム、コホート型=「同期」のように、同じメンバーで学び合いながら進むスタイル
対象となる組織・チーム
フェローシップやコホート型プログラム、コミュニティづくりを通じて人材育成やネットワーク形成を進めたい組織・チームが対象です。
※フェローシップ=選抜制のリーダー育成プログラム、コホート型=「同期」のように、同じメンバーで学び合いながら進むスタイル
VC・アクセラレーター — 非資金支援の一部としての投資先企業コミュニティの形成やコホート型プログラムの構築・提供
財団・インパクト投資家 — 社会へのインパクト拡大を目的としたフェローシップやリーダー育成プログラムの設計
インパクト組織・ネットワーク — メンバーの関わりを促す学習コミュニティやエンゲージメント戦略の構築
HR領域・教育領域のプロフェッショナルを支援する組織 — クライアント向けの実践コミュニティやコホート型学習プログラムの開発
提供している支援内容
一人で学ぶだけでなく、仲間と育ち合う学びの環境をデザインしています
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選考の基準づくりからカリキュラムの組み立て、コミュニティの雰囲気づくりまで、参加者が安心してつながり、成長できるフェローシップを一緒にデザインします。
ゼロから立ち上げたい場合も、今あるプログラムを見直したい場合も、システム思考と学習デザイン、コミュニティデザインの視点から、無理なく続くプログラムづくりをサポートします。
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講座でも学位でもない、もう少し“ちょうどいい”学びの形を。
専門家から学ぶ時間と、仲間同士で深め合う時間、その両方が自然と生まれるように、コホート(「同期」)がまとまりやすい流れや場づくりをデザインします。
初期のパイロットから拡大フェーズまで、カリキュラムとコミュニティのあいだにある“学びの場”を一緒につくっていきます。
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コミュニティは立ち上がった。でも、どうすれば「続いていく場所」になるんだろう?
メンバーが参加しやすくなるきっかけや、交流のリズム、イベントの工夫など、関係性が長く育っていくための仕組みづくりをサポートします。
ボランティアコミュニティからアルムナイネットワークまで、負担が大きくなりすぎない、続けやすい形を一緒に考えていきます。
ご一緒するプロセス
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まずは、あなたの組織の考えるプログラムの「目的」「対象者」「背景」「戦略」を丁寧に伺い、どんな未来をつくりたいのかを一緒に整理していきます。
プログラム設計に入る前に、どんな変化を起こしたいのか(Theory of Change) を言語化するお手伝いをします。
たとえば──
どんなインパクトを生みたいですか?
成功とは、どんな状態を指しますか?
誰のためのプログラムですか?
どんなエコシステム(環境・関係性)の中で育てていきますか?
使えるリソースはどれくらいありますか?
こうした問いを一つずつ整理しながら、あなたの組織らしい“土台”を一緒につくっていきます。
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目的が明確になったら、次はプログラムの“骨組み”をデザインしていきます。
どんな流れで学びが深まるのか、どの瞬間に参加者がつながりを感じるのか、どのように成長を積み重ねていくのか──
全体のアーキテクチャ(設計図) を一緒に描きます。
たとえば:
カリキュラムの全体構成
セッションのテーマや流れ
ピアラーニングの仕組み
コミュニティを育てるリチュアル
コホートが“まとまる”場の設計
オンライン/対面のバランス
メンバーが動きやすい運営方法
など、プログラムに必要な要素を無理なく組み合わせ、首尾一貫した、参加者にとって意味のある学びのプロセス をつくります。
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設計した構造を、実際に“かたち”にしていくステップです。必要に応じて、コンテンツ制作やファシリテーションの準備、運営面の仕組みづくりまでサポートします。
まずは小さく試してみて、参加者の動きや反応から学びながら整えていく のがこのフェーズの特徴です。
たとえば──
セッション資料やガイドの作成
ファシリテーション計画の具体化
ワークシートや事前課題の準備
小規模なパイロット(試行)の実施
フィードバックの収集とふりかえり
改善点の見極め
次のサイクルに向けた微調整
“完璧にしてから始める”のではなく、動かしながら育てていく プログラムづくりを大切にしています。
私たちはそのプロセスに伴走し、あなたの組織らしい自然な形へ整っていくようサポートします。
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いよいよプログラムを「届ける」フェーズです。立ち上げ(ローンチ)に向けて、運営・進行・コミュニケーション面を整えながら、必要に応じて、初期の数サイクルに伴走します。
実際に動き始めると、参加者の反応やつながり方、コミュニティの温度感がはっきり見えてきます。
その観察をもとに──
初回セッションのサポート
運営・進行の調整
参加者とのコミュニケーション設計
リアルタイムでの小さな改善
ペースや負担の最適化
コホートの雰囲気づくり
チームとのふりかえりと次の手
…といった “動かしながら整える” プロセスを一緒に進めます。
ローンチはゴールではなくスタート。ここで得た学びを使って、プログラムが自然に息づく仕組みへ育てていきます。
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プログラムが始まり、つながりが生まれたあと。どうすれば、その関係性が長く続き、自然に育っていくのか?
ここでは、コミュニティを “続いていく場” にするための仕組みを一緒に整えていきます。
たとえば:
メンバーが参加しやすくなるエンゲージメント設計
無理のないイベントリズムの設定
ボランティア・コアメンバーの役割づくり
アルムナイ(修了生)との関わり方の整理
コミュニティが自走しやすくなるガイドライン
運営チームの負担を軽くする仕組み
コミュニティの“温度感”を保つ工夫
コミュニティは、立ち上げよりも“続けること”のほうが難しいと言われます。だからこそ、立ち上げ後の数ヶ月〜半年の設計がとても大切です。
私たちは、あなたの組織や文化に合った形で、無理なく続き、自然に育っていくコミュニティ をつくるお手伝いをします。
個人向けコーチング
組織支援が主軸ではありますが、キャリアの転換点やリーダーシップの成長、ライフステージの変化など、“個人としての変化” に向き合う方への1対1のコーチングも提供しています。
また、フェローシップやコホート型プログラムをご依頼いただく場合は、参加者やコアメンバーへの個別コーチングを組み合わせることで、プログラム全体の学習効果やコミュニティの成熟度を高める設計も可能です。→ プログラムの目的や規模に合わせて柔軟に組み込むことができます。
創業者プロフィール
松川倫子(まつかわともこ)
学習デザイン(ハーバード大学教育大学院)、組織開発(Zicklin School of Business)、そしてコーチングのバックグラウンドを持ち、金融・コンサルティング・ソーシャルインパクトの領域で経験を積む。
Fellowship Program Design をはじめとする法人向けサービスに関しては、グロービスでの次世代リーダー育成研修の設計・階層別研修の提供に約2年間携わり、その後 Acumen では約10年間、フェローシッププログラムの刷新、新規地域展開の推進、そしてボランティアネットワークの立ち上げ・運営・成長支援を担当。
さらに CoachEd 在籍時には、鎌倉市教育委員会との協働で、公立小中学校の校長・教頭向け学習プログラムの設計・提供にも従事した。
日本と海外の両方で、金融・教育・国際開発の領域を横断するキャリアを歩む中で、財団、企業、社会課題に取り組む中小企業・非営利組織など、多様なステークホルダーと協働し、「人」と「組織」の成長を支えるプログラムのデザインやアドバイザリーに関わってきた。
体験デザインのアプローチとしては、システム思考、成人学習理論、異文化ファシリテーションを統合すること、そして構造と自発性、グローバルな一貫性とローカルな主体性のバランスを大切にすることを重視している。
お問い合わせ
初めてのフェローシップ立ち上げ、既存プログラムの見直し・アップデート、コミュニティの再設計──まずは、いま取り組んでいることや、これから形にしていきたいことについて、お話をお聞かせください。

